糖尿病網膜症とは
糖尿病が進行すると、全身の様々な部位に異変が生じます。このうち、目の網膜に起こる障害が糖尿病網膜症です。血糖値が高い状態が続くことにより、全身の毛細血管が傷ついていき、眼の網膜にある細い血管も少しずつ詰まっていきます。
血管が詰まると、網膜に酸素や栄養素が行き渡らなくなり、網膜の機能が著しく損なわれます。厚労省研究班の調査によると、日本における失明原因の上位に位置しており、放置することは極めて危険な病気です。
糖尿病網膜症の症状
- 視界がかすんで見える
- 視野の一部分が欠けている
- 目の前をホコリのようなものがチラつく
- 目の前にカーテンがかけられたように黒く見える
- 視力が急激に低下してきた
など
しかしこのような目の症状がなくても網膜血管の変化が始まっている方も多いので眼科検査は必要です。
初期の段階であれば、内科の治療や食事コントロールなどにより、糖尿病網膜症は改善していきます。しかし初期の状態からある程度進行すると、内科治療をしても網膜出血などが改善しづらくなり眼科レーザー治療や手術治療が必要になるケースがあります。以上のようなことから内科と連携して、眼科の定期通院をする事が重要です。
- 院長
- 吉原 睦(日本眼科学会専門医)
- 診療科目
- 眼科
- 所在地
- 埼玉県さいたま市南区南浦和3-14-17
- 電話
- 048-885-5333
- 最寄駅
- 南浦和駅
東口
から徒歩5分